HEART SPECIAL REPORT

INTERVIEW SPECIAL

日本を代表する

レザー・カービングの第一人者

小屋敷 清一さんにインタビュー

PROFILE

小屋敷 清一  こやしき せいいち
クラフト学園主任講師

クラフト学園の主任講師を務め、長きにわたり指導、多くのクラフトマンを育てている。シェリダンスタイルカービングを極めた日本を代表するカーバー。オリジナルの唐草の図案や繊細なデコレーションカットで芸術的な作品を作り上げている。

正確に打たれたバスケットスタンプとオリジナルの唐草模様のカービング。

今から10数年前、荻窪のクラフト学園の門をたたいた。とくに目標があったわけでもなく、ただ革が好きだったから何か作れたらいいなと軽い気持ちで。 そんなカービングという言葉も知らない自分に一から指導してくれたのが小屋敷先生である。教室を始めて15年たった今、改めてお話しを伺う事が出来た。

 

小屋敷先生がレザークラフトを始めたきっかけを教えて下さい

 

若い頃絵の勉強をしていてそこで知り合った奥さんがレザークラフト教室に通い始めました。その先生の作品を見たのがカービングとの出会いです。その頃ネイティブな作品や商品は流行っていてメディアでも取り上げられていましたがカービングはまだ世間に知られていませんでした。22,3歳だった自分は今からカービングを始めれば物になるんじゃないかと考え、材料を売る会社に入れば情報も手に入るし技術も学べると考え、当時成長期だったクラフト社にタイミング良く入社する事が出来たんです。入る時点では知識も技術もない、ただやってみたいなあという気持ちがあっただけのスタートでした。

 

本やネットで情報が得られる今教室に通うメリットをどうお考えですか?

 

独学で出来るようになる人は教室に通う必要はないと思うんです。でもそういう人ばかりではありません。ネットや本を見ても中々理解できないそういう人のほうが多いと思うんですね。教室に通い生で講師の技術を見るのは勿論の事、生徒として来ている人達がどういうふうにレザークラフトと向き合っているか問題を抱えた時どう乗り越えているかまたどの辺で妥協しているかなど教室で覚えられる事は沢山あると思います。自分ひとりだとわからなくなったらそこで止まり何か必要な物があっても本当にそれが必要かの判断が出来ない。教室にはいろいろな人が来ていて道具を使った感想やそれぞれが試した技術を教えあったりあるいは先生にうまく使えない道具の使い方や材料のアドバイスを簡単に聞く事が出来ます。一から十まで自分で試す時間やお金の無駄をなくす事が出来ます。 ただ時々感じるのは教室に行けばなんとかしてくれるだろうと人まかせではなかなか上達しません。何となくカリキュラムを1年2年とこなせばいいと考える人は物を作るのには向いてないんじゃないかな・・・本当に物を作るのが好きなのか、どういう物を作りたいのかもう一度教室に通う前に確かめてみる必要もありますね。自分の中に何か理想があって、理想に合う物を作り出したいという意欲があればやがて技術も必要に応じて身についてくるし身に付けたいという執念みたいなものがでてきますね。理想がないまま漠然と作っても中々技術は身につかないと思います。

 

クラフト学園の講師養成講座のカリキュラムの特徴

 

講師養成科のカリキュラムの良い点はレザークラフトの技術が広範囲にわたり網羅されて、基礎から応用まで上達できるように考えられています。カリキュラムにある事を素直な気持ちで取り組んでみると得る物は沢山あると思います。

 

小屋敷先生は日本を代表するカーバーですが、
先生がカービングする時に気をつけている点があれば教えて下さい。

 

常に自分がこれを作りたいかどうか、例えば図案を書いたら、それを革に彫ってみたいか考えます。図案を描いて彫ってみる,直したり付け加えたりしてまた彫ってみる、それを繰り返し納得のいく図案を仕上げていく、その時が一番楽しいしやりがいを感じますね。

 

小屋敷先生、貴重なお話ありがとうございました!

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